「………………俺は香音と約束したんです
香音が起きるまで手を握っていると………他の人からしたらどうでもいい約束かもしれませんが………俺にとっては香音との大切な約束です
だから起きるまでは側にいます」
「…………………本当に優しいんですね
香音さんが下山さんのことを好きになる気持ちも分かります」
「全然そんなことないですよ
香音………何を考えているのかよく分かりませんから………………
何が本当のことなのか…………」
「………………それでも、下山さんのことが好きで大切だということは本当だと思いますよ
香音さんの心から笑った顔………久しぶりに見ましたから
とても………幸せそうでした」
「……………だといいんですけどね」
「下山さん……………
とりあえず………絶対に無理だけはしないでください
下山さんが倒れてしまったら元も子もないですから………」
「そうですね………気をつけます
香音に心配もかけたくないですから」


