私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


「生きてる
 ただ…………右腕に少し障害が残ったみたい
 あまり力が入らないみたいで………運動も少し難しい部分がある
 それに重たい物も持たないし、利き手も頑張って変えたらしいよ」

「そんな…………知らなかった…………………」

「もう3年も経ってるからね………
 下山先生の努力で他の人と変わらないように仕事できてる」

「私………ひどいことしてる………何度も何度も…………今からでも代わりに……」

「行かない方がいいよ
 せっかく下山先生が逃げ道作ってくれたんだから…………岩本が犠牲になる必要はない」

「でもそれじゃあ……」

「下山先生はちゃんと分かってる
 自分がどれくらい出来るのか
 下山先生は決して無理するようなことはしないから
 ほら、外見てみて」


そう言われ、窓から外を見た


下山先生…………


そこには花壇の縁に腰掛け、みんながやっているのを笑いながら見ている姿があった

「ほら、大丈夫でしょ?
 下山先生はちゃんとやめれるから
 岩本みたいに無理しない
 それに………下山先生は岩本に無理してほしくないんだと思うよ
 …………ずっと、岩本のこと気にしてたから」