私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


「…………………」

「分からないのに勝手なこと言わないで…!」

「分からないよ
 でも…………これだけは分かる
 香音はお母さんにとって、とても大切な存在だったってことは」

「……………………」

「何をしてでも………香音を守りたかったんじゃないかな…?
 大切だからこそ…………」

「どうして………そんなこと…………」

「…………香音のことが大好きだからだよ
 香音だけは………生きてて欲しかったんだよ……………」

「…………………」

「もう……そんな考え方するなよ……」

「無理……だよ……………」

「無理でも…………するなよ………
 お母さんの分まで………幸せになろうよ」

「…………………………」

「それでさ……お母さんに守ってくれてありがとう、こんなに幸せだよって伝えようよ」

「…………………雄斗………」

「ん?」

「ごめ……んね…………」

「なんで謝ってるんだよ」

「ゆう…と……ごめ……んね………」

そして香音は泣き出した

謝ってる理由は分からないけど


落ち着くまでゆっくり待とうと思った