病室の方に戻ると中から香音のすすり泣く声が聞こえた
入るか迷ったけど入ることにした
コンコン
「…………香音、戻ってきたよ」
「……はやい……よ…………」
「……そっか
ごめんな」
そしてベッドの横にあった椅子に座った
「………香音、俺は今幸せだよ」
「……………………」
「香音がいたから………俺は幸せなんだよ」
「……………そんなこと………ない………」
「そんなことあるよ
現に今、俺は幸せだと思ってるから」
「……………………………」
「……香音は今……辛いかもしれない
でもさ…………私さえいなければって考えるの………悲しいよ
なんか…………香音と過ごしてきた時間を否定されてるみたいで
幸せだなって思ってたの俺だけなのかなー………とか思ったりもするし」
「……………………」
「俺はさ………香音と過ごしてる時間が今まで生きてきた中で一番幸せだったんだよ?
香音がいるからこんなに幸せなの
香音は………違う…?」


