それからしばらくして
香音は落ち着いた
「…………大丈夫ですか?」
「…………………」
香音は山中先生の質問に答えなかった
「聴診だけさせてください
失礼します」
何もしない香音を見かねて服の下から聴診器を滑り込ませた
「…………香音さん、息苦しいとかありますか?」
「………………」
「………酸素濃度測ります
指失礼します…………………っ!」
山中先生はそれを見て驚いていた
「香音さん……これから酸素マスクを……」
「……やだ………」
そこでやっと香音は喋った
「………………分かりました
でもちょっとでもおかしいと思ったらすぐに教えてください
少し低いので…………」
「……………………」
「………嫌なことは教えてください
全ては無理ですが………なるべくしないようにしますから
酸素マスク………喋りにくいですもんね」
「……………………」
「………下山さん、吸入器ここに置いておくので発作起きたら使ってください
それと………少しでもおかしいと思ったら呼んでください」
「分かりました」


