私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編






それからしばらくして


香音は落ち着いた

「…………大丈夫ですか?」

「…………………」

香音は山中先生の質問に答えなかった

「聴診だけさせてください
 失礼します」

何もしない香音を見かねて服の下から聴診器を滑り込ませた











「…………香音さん、息苦しいとかありますか?」

「………………」

「………酸素濃度測ります
 指失礼します…………………っ!」

山中先生はそれを見て驚いていた

「香音さん……これから酸素マスクを……」

「……やだ………」

そこでやっと香音は喋った

「………………分かりました
 でもちょっとでもおかしいと思ったらすぐに教えてください
 少し低いので…………」

「……………………」

「………嫌なことは教えてください
 全ては無理ですが………なるべくしないようにしますから
 酸素マスク………喋りにくいですもんね」

「……………………」

「………下山さん、吸入器ここに置いておくので発作起きたら使ってください
 それと………少しでもおかしいと思ったら呼んでください」

「分かりました」