1時間後
「……ゴホッ……ゴホッゴホッ…」
スマホを見ていると急に咳き込む音がした
「香音……?」
「ゴホッ……ゴホッゴホッ……ゴホッゴホッ……」
「香音…!
大丈夫だよー
山中先生呼ぶなー」
「……ゴホッ……や……ゴホッゴホッゴホッゴホッ………」
香音は苦しそうにしながらもナースコールを押そうとしていた俺の腕を掴んだ
「香音…………苦しいだろ……?
山中先生ならすぐに楽にしてくれるから………」
このままなのも可哀想だったから無理矢理押した
するとすぐに来てくれた
「どうされましたー?」
「山中先生……香音が苦しそうで………」
「あー………やはり発作出ちゃってますか…………
香音さーん、聞こえますかー?
僕の手握れますかー?」
そして山中先生が香音の手に触れると香音も少しだけ握り返していた
「今から薬入れますからねー
僕の声に合わせて呼吸してください
吸って……吐いて…………吸って………吐いて………」
香音の呼吸に合わせて吸入器で薬を入れていた


