「香音は俺と離れたいの?」
「そんなんじゃ……!
ただ………捨てられたら怖いというか………親しくなればなる程………いなくなるのが怖い…………」
「…………………大丈夫
俺はいなくなったりしないから」
「……………そう思っていても………急にいなくなっちゃうんだよ…………」
「………………いるよ
香音の心の中にずっと…………玲華さんもお母さんも」
「……………………………」
「それにほら!
俺、車にはねられても生きてるんだぞ?
強くない?
だからそう簡単には死なないと思うんだよなー」
「………………確かに……」
「だから大丈夫!
ずっと一緒にいような
…………………ここにも来れる日は絶対に来るから
香音は一人じゃない」
「……………いいよ、別に来なくても」
「どうして?」
「………雄斗大変だもん
それに…………雄斗を傷つける気がする
ここにいると…………私が私じゃなくなる気がするの………………」
「全然大変じゃないから
俺が来たくて来るの
それにさ、香音になら傷つけられたっていい
それがお前の思いなら
まぁこうして考えてる時点でそれが感情任せで言っちゃうことなんだろうなって分かるし
そんなことで俺は傷ついたりしないから」


