どうするべきか迷いながらもひとまず山中先生を呼んだ
するとすぐに来た
「香音さん………寝ましたか………」
「はい………あの……本当に…………」
「………入院させます
前田君にも伝えました」
「そう………ですか…………」
香音………ごめんな…………
俺じゃ………どうにもできない…………
「香音………ごめん…………」
気づいた時にはそう口からこぼれていた
「……………僕が嫌われ役になりますから
下山さんは……前田君と一緒に心のケアだけお願いします」
「それじゃあ山中先生は………」
「いいんです……僕は
どのみち治療する時に反発を買いますから………
それに………誰かにぶつけないと香音さんは……一人で抱え込んでしまいますから
香音さんにとって下山さんと前田君はいなくてはならない存在ですし」
「それは山中先生だって…………」
「僕は病院だけでの関係ですから
別にいいんですよ………全ての人に好かれようとは思ってないですから
ただ………治療して元気になってもらえればいいんです
だから…………下山さんだけは何があっても香音さんの味方でいてください
僕には出来ないことですから………」


