「っ………………」
「それから………僕が香音さんの担当になりました
最初の頃は……少し近づくだけでも怯えていたので………診察は話すだけでしたね
でもだんだん慣れたのか………少しずつ触らせてくれるようになって
だいぶ時間はかかりましたがちゃんと診察は出来るようになりました」
「そう……だったんですね……」
「だから驚きました
初めて香音さんが下山さんを連れてきた時は
男の人が全くダメという訳ではなかったんだなと………」
「…………俺も最初は大変でしたよ
なかなか心開いてくれませんでしたから………」
そう言っていると山中先生のPHSが鳴った
「……………はい………はい………………分かりました
すぐ行きます」
「………下山さん、香音さんが発作を起こしたみたいです
行きましょう」
山中先生に続いてついて行った
そして検査室の奥で横になっている香音をみて…………
今までずっと無理してたんだと思った
そして山中先生が出ていく前に渡された紙
そこには
寝たら呼んでほしい
そう書かれていた
可哀想だけど…………仕方ないのかな…………
香音にとっての最善は…………何だろう…………
そんなことを考えていると香音はあっという間にに眠りに入った


