「実際にそのようなことが……?」
「………実の母親が亡くなった時に……………
親しい人を亡くした……………香音は耐えられないと思います
ここにずっといるのは…………」
「………香音さんの体を犠牲にしてまでも…?」
「香音の心が壊れたら意味ないです」
「…………下山さんは反対されると………」
「…………そうですね
入院以外の方が…………」
「…………入院以外でどうにか出来るならそうしてるんですけどね………」
「ですよね……………」
「……………入院は避けれません
入院をする上でできる限りのことはします
………どうすれば頑張ってもらえますか?」
「………何をしても無理………と言いたいところですが……そういう答えは求めていないんですよね?」
「はい」
「…………しいていえば………本は完備
手を塞ぐようなことはしないで………いつでも読めるようにしておく必要があると思います」
「そう言えば読書が好きでしたね」
「はい
本当に多少ではありますが………気を紛らわせるかもしれません」
「なるほど………」
「後は………もう相部屋にはしない方が良いでしょう」
「今回は特別室を用意するつもりです
院長の娘なら………多分できますから
それに下山さんも自由に出入りできた方が何かと楽だと思いますので」


