〜雄斗目線〜
香音と前田さんが診察室を出て行った
「下山さんすみません………あまり二人きりにしない方がいいのかとは思いましたが………」
「大丈夫ですよ
前田さんは良い人そうなので
それに元カレが現れたくらいで香音は俺から離れないと信じてますから」
「良かったです」
「香音は渡しませんから
…………それでお話というのは?」
「…………率直に申し上げます
香音さんを入院させたいので協力して欲しいです」
「入院……?」
「はい
このまま放っておくと悪化します」
「香音はそんなに悪いんですか…?」
「…………おそらく喘息だと思われます
詳しく検査してみないとですが………先程の聴診で喘鳴が聞こえました」
「そんな…………」
「それに話を聞くと………随分前からちゃんとしたご飯を食べていないそうで………目の下にクマもあるので眠れていなそうです
この生活を続けていけば悪化するのは目に見えてます」
「……………どうして……何も言ってくれないんだよ…………
さっきも………無理させた…………気づけなかった………」
「………下山さんは悪くないですよ
香音さんは……隠すのが上手いですから」


