「え…………ここって……」
「うん、採血
山中先生から渡されたやつに書いてあるから」
「…………これ以外で……」
「これもちゃんとやるよ」
「…………やだ……」
「……どうした?
そんなに嫌?」
「やだ…………やだやだ!」
そう言って走り出したけど…………あっさりと捕まってしまった
「………ゴホッゴホッ………離して………」
「走っちゃダメだよ
咳出ちゃってるじゃん」
「ゴホッゴホッ………注射………しない………」
「ゆっくり深呼吸しよ?
このままじゃ辛くなっちゃうから」
「ゴホッゴホッゴホッ……やだ……」
「ひとまずそれは置いておこう?
今は呼吸するのに意識して
ほら、吸ってー、吐いてー、吸ってー…………」
悠馬の掛け声に合わせてどうにか呼吸を落ち着かせていった
「…………大丈夫か?」
「………だぃ……じょ……ぶ………」
「………疲れたよな……
………………すぐにはやらないからひとまず検査室の中入ろう?
そこでなら横になって休めるはずだから」
「……ゃだ………」


