〜香音目線〜
「…………言いたくなかったらいいんですが……前田君とはどのようなご関係で?」
雄斗と悠馬が出ていくと山中先生にそう聞かれた
「………………元カレ」
「っ!
もしかして………結構やばい状況にしちゃいました…?」
「大丈夫ですよ……あの二人なら
喧嘩とかするような人達じゃない」
「なら良いんですけど…………前田君………君の診察の時は外しますね」
「………そんなことしていいんですか?」
「良くはないけど………事情も事情ですし
仕方ないと思います」
「…………私は別にかまいませんよ
悠馬………嫌いになったわけではないので」
「………本当にいいんですか?」
「はい
まぁ……この傷の処置だけは見られたくないですね
雄斗にも」
「分かりました
じゃあその時だけ…………」
そして話し終えると傷の処置が始まった
「…………………寒い」
「………冬ですからね」
「………………寒いからやめませんか?」
「無理です
この傷………放っておくことは出来ません」
「ひどい……」
「諦めてください………………終わり次第下山さんにでも暖めてもらってください」


