「わぁ!
 可愛い〜」



「凄い………」







「綺麗…!」






「雄斗あっち行こ!」



ショッピングモールには興味ある物がたくさんあった


雄斗の手を引いて色んな店を見ていた

「雄斗!
 これ可愛くない!?」

「ん、可愛いな」

「だよね!
 あっ、あっちにも可愛いのある!!」

「あっ、おい!
 待てよ」

そんな感じで気付けば移動が小走りになっていた


「………………ゲホッゲホッ」

……なんか息苦しい………


「…ゲホッゲホッ…ゲホッ……」

「香音?
 大丈夫か?」

「……ゲホッゲホッ………ごめ……ゲホッゲホッゲホッ………」

さっきまで元気に動き回っていたのに座り込んでしまった

どうして………苦しいんだろう…………



それに………最近少し息苦しかった…………



なんで雄斗といる時にも…………


「ゲホッゲホッゲホッゲホッ………」

「大丈夫だよー
 ちょっとはしゃぎ過ぎちゃったな
 少し落ち着くまで休もうな」

そう言いながら背中をさすってくれた