「そうか?」

「そうだよ!!
 まぁいいや
 雄斗のかっこ良さは私が知ってればいいもん!
 行こ!」

そして私は歩き出した

「あ、おい!
 待てよ」

雄斗も追いかけてくる

「ほら」

そして当たり前のように手を握ってくれた

「雄斗の手あったかい」

「香音の手は冷たいな」

「うぅ…………寒かったら離していいよ」

「大丈夫、俺があっためるから
 だから香音は手離しちゃダメだぞ」

「うん!
 やった!雄斗の手!」

「今日はいつもにましてご機嫌だな」

「だってデートだよ?
 一日中一緒にいられるんだよ?
 嬉しいに決まってるじゃん!!」

「それにしてもテンション高いなー
 まぁいいけどさ
 よし、どこから行く?」

雄斗と話しているとあっという間に目的地についた


今日は大きなショッピングモールに来ていた


「んー………雄斗はどこ行きたい?」

「俺?
 俺は……香音が行きたいところに行きたい」

「……じゃあ適当に歩こ!
 それで気になった店入ろう!」

「だな」

そして二人でショッピングモールの中を歩き出した