「…………信用してるんだな、山中先生のこと………………香音がそこまで言うなら………もう一度だけ信じてみようかな」

「信じて!
 絶対に大丈夫だから!!」

「ふふっ………でも……これで最後にするからな
 これで無理だったら……香音も諦めてくれるか?」

「…………………」

「俺のありのままの姿を……受け入れてほしい」

「…………分かった
 諦める
 雄斗は雄斗だもん
 私は雄斗がいてくれればそれだけで充分だから」

「…………俺はもうお前を離すつもりはないから
 お前の側にずっといるから」

「………私もずっと側にいる」

「……………良かった
 これでもうずっと一緒だな!」

「うん!
 ずっと一緒!!」

そして抱きしめた



香音の温もりを感じながら












香音が過ごす世界が










幸せであるように














そう心から願った