私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編



そして午前中の授業が終わり下山先生と教室へ向かっている途中


「お、河本!
 元気かー?」

「…………………はい」

「良かった!
 今給食持ってくるなー」

そう言って別れた


彼は……誰だろう…………

「下山先生………彼は…………」

「あぁ、河本な
 …………………教室に入ってこれないみたいでさ
 ついこの間まで学校にも来てくれなかった
 だから来てくれるだけで嬉しいんだ」

「そう……なんですね…………」

「…………あいつが気になるか?」

「まぁ………」

「じゃあ行ってこい
 さっきのところにいるはずだから
 給食持って行ってあげて」

「いいんですか……?」

「いいよ
 お前のことは信頼してるから
 ただ…………踏み込もうとすると拒否られるから
 まぁそこはお前と同じだな!」

「下山先生……………」

「んじゃ、よろしくなー
 あ、きりのいいところで戻ってこいよ」

「分かりました!」

そして河本君のところへ向かった