「美緒。」


「ん?」


それはまるで、不意打ちだった。


突然あなたの唇が、私の唇に触れたの。


「もう、いつも突然なんだから。」


「好きだよ、美緒。」


「私も、優。」


そして、もう一度キスをする。


優と出会ったのは、一年前。


私が高校3年。


優が大学1年のときだった。


優の大学の文化祭に行ったのが始まりだった。


一目ぼれって、こーゆーことかな?


って、今になって思う。


話しかけてようって。


なんども思ったけど。


やっぱ恥ずかしくて。


なにもできなかった。


帰ろうと思ったら。


私は階段を踏み外しそうになった。


落ちるって思った。


そしたら。


なにか、暖かなものが。


私の唇に触れた。


それが、優の唇だった。


そう。


私たちは、話もする前にキスをしてしまった。