♢♢♢
今日は七月の第一金曜日。ライブ本番はとうとう明日にまで迫っていた。
心は落ち着いている。
楽観視はしていないが緊張しすぎるのもパフォーマンスに影響が出るのでよくない。
ほどよく体の力を抜いて過ごすつもりだ。
と思っていたら、登校するやいなや土井ちゃんに可愛らしい包みをもらった。
頰を少し染めた土井ちゃんに促されて開封すると、フェルトで作ったお守りが現れる。
「甲子園の番組とかでよく見るじゃん、マネージャーの手作りお守り。真似して作ってみた!」
照れ臭そうに言う土井ちゃんに何度もありがとうを言い、私はかわいいお守りを胸に抱いた。
「明日、凛夏をずっと見てる。もしどうしても緊張したら凛夏もステージから私を探して。とびきりの変顔するから!」
「もう、土井ちゃんたら。ありがとう! 頼りにしてるよ」
ちなみに沢里の分のお守りは間に合わなかったので念を送るとのことだ。
土井ちゃんの念は効きそうだ。沢里にも言っておこう。
今日は七月の第一金曜日。ライブ本番はとうとう明日にまで迫っていた。
心は落ち着いている。
楽観視はしていないが緊張しすぎるのもパフォーマンスに影響が出るのでよくない。
ほどよく体の力を抜いて過ごすつもりだ。
と思っていたら、登校するやいなや土井ちゃんに可愛らしい包みをもらった。
頰を少し染めた土井ちゃんに促されて開封すると、フェルトで作ったお守りが現れる。
「甲子園の番組とかでよく見るじゃん、マネージャーの手作りお守り。真似して作ってみた!」
照れ臭そうに言う土井ちゃんに何度もありがとうを言い、私はかわいいお守りを胸に抱いた。
「明日、凛夏をずっと見てる。もしどうしても緊張したら凛夏もステージから私を探して。とびきりの変顔するから!」
「もう、土井ちゃんたら。ありがとう! 頼りにしてるよ」
ちなみに沢里の分のお守りは間に合わなかったので念を送るとのことだ。
土井ちゃんの念は効きそうだ。沢里にも言っておこう。
