美魔男の完璧な仕事に心が溺れる



 8階のフロアで部屋番号は並んでいる。いざ、部屋に入る時、翔は何も言わずに沙羅の手を取って805号室のドアを開けた。

「え、それはダメだよ。男の子同志と女の子同士のペアじゃないと」

 ウィルはすかさずそう切り込んでくる。

「ウィルは女の子でしょ」

「心はね。でも、見た目は男の子だよ。だから、翔と同じ。
 僕が翔と同じ部屋でしょ?」

ミナはそんなウィルの腕に自分の腕を絡めた。

「私と沙羅のペアだったら、何かあった時、私は沙羅を守れない。沙羅に何かあったら、私達は沙羅のパパに殺される。その場にいた翔だってパパに殺されるよ。
 沙羅の事が大好きな沙羅のパパを怒らせたくない」

 そんな沙羅の言葉を聞いて、翔は沙羅を見つめる。そんなに怖いの?ってジェスチャーを交えて。

「ほら行くよ」

 ミナはウィルを引っ張って806号室へ入って行く。

「沙羅、19時にこっちの部屋に集合だからね。翔も来たい時には来てもいいよ」