美魔男の完璧な仕事に心が溺れる



「あ、でも、俺も泊る事になったから、それはそれでちょうどよかった」

 翔はそう言いながら、自分のアドレスを宿泊用名簿に書き始める。

「え、でも、どうやって部屋を分ける?」

 ミナは何だか嫌な予感がしているらしく、翔の顔を真剣に見ている。

「それは、俺と沙羅で、ミナとウィルでしょ?」

 ミナは肩をすくめ笑った。

「じゃ、翔がその事をウィルに説明して」

 翔は苦笑いをしながら後ろにいるウィルに視線を送ると、ウィルはすかさず笑顔を返してくる。そんなウィルを見てミナは笑った。

「ウィルは綺麗な顔の日本人の男の子が大好きなの。
 翔はそのウィルの好みに完璧にヒットしてるみたいよ。沙羅だけじゃなく、ウィルにも優しくしてあげてね」

 翔は肩を落としてため息をついた。こういうパターンが本当に多過ぎる。翔のモテエピソードは面倒くさい案件ばかりだった。