美魔男の完璧な仕事に心が溺れる



 今の沙羅は一秒先にも翔の存在が必要だった。それは十年後やおばあちゃんになる先の未来だって変わらない。翔の存在を知ってしまった今、もう翔無しの人生は考えられなかった。
 翔の身体の温もりを沙羅の身体は覚えていた。それは前世でも愛し合っていた証拠だと思った。そんな風に思わせる翔という存在が離れてしまうなんて考えられない。

「翔、愛してる…」

 夜が明けるまで二人は飽きる事なく愛し合った。お互いの魂が強い力で結びつく、この野生のような情熱に身を任せるしかなかった。明日になれば何かが変わる。そのキーパーソンは自分だと、沙羅はしっかり理解していた。翔の温もりを絶対に手離さない。沙羅は翔に身を委ねながら、そう強く心に誓った。

「沙羅、愛してる…」

 二人は何度もそう囁いた。何度、頂点に達してもまたお互いを求め合う。でも、いつしか沙羅は眠り込んでしまった。隣で翔も眠っている。沙羅の事を背中から優しく抱きしめて…
 そして、いつしか、そんな二人を柔らかい朝の光が包み込んだ。もう朝が来てしまった。それでもまだ二人は眠っている。つかの間の幸せを感じながら、二人とも穏やかな顔をして…