美魔男の完璧な仕事に心が溺れる



 翔は、そんな沙羅の表情を見抜いている。楽しそうに笑いながら、沙羅を優しく抱きしめた。

「鈍感っていうワードがダメだった?」

 沙羅は困ったように口をつぐんでしまう。

「俺の中の鈍感は全然悪い意味じゃない。
 例えば、ピュアな女性。純粋、素直、優しい…
 俺に言わせれば、天使みたいに可愛い女性。それは、ユリアには全くない」

 無意識のうちに、沙羅は翔にキスをしていた。翔はずるい。沙羅の気持ちを簡単にコントロールできる。

「でも、きっと、七海は…
 翔の知らないユリアさんのピュアな部分を知ってるのかもしれないよ…
 翔が、ただ知らないだけ。
 女性はそういう部分を必ず持ってる。
 きっと、それに気付いてくれる人と結ばれるんだと思う」

「そうかな… 
 ユリアにもある? そんなほんわかしたところが?」

 翔はキスを続けながら、本気でそう聞いてきた。

「あるよ…
 だから、いつかは七海と結ばれると思う」

「それはない!」

 くちびるはくっ付けたまま、翔はそう言い切った。そんな翔の子供じみたところに沙羅は笑ってしまう。