美魔男の完璧な仕事に心が溺れる



「ユリアさん、本当に素敵だった。
 私も大好きになった。七海の気持ちがよく分かる。
 翔はどうなの? ユリアさんの事、素敵だと思わない?」

 それはジェラシーとかそんなものとは違う。女性としてユリアの魅力を感じただけで、翔の素直な意見を聞きたかった。
 翔は沙羅の隣で難しい顔をしている。そして、しばらく考えて、沙羅を自分の胸元へ引き寄せた。

「ユリアは、仲間としてしか見ていない。
 でも、女性とか男性とか関係ないところで、ユリアの持っている全てのものに魅力は感じてる。
 ユリアには悪いけど、女性としてほとんど見た事がない。
 俺は、多分、無理…
 ユリアは怖いよ。洞察力が半端ないから、俺の考えてる事ズバズバ当ててくる。
 鈍感な方がいいな。例えば、沙羅みたいな…」

 沙羅はあまり嬉しくない。鈍感という意味があまりよく分からない。アメリカ的な思考で言えば、多分、いい意味ではないと思う。曖昧な感覚だと思うから。