「俺の事、守ってくれてるんだ…
そんな事、初めてだから、すごく感動してる…」
今度は沙羅の方から翔へキスを返した。
「翔の嫌な事から、私が翔を守る…
そんなの当たり前のことでしょ…」
沙羅の目にまた涙が溢れ出る。翔への気持ちが強過ぎて、自分の感情をコントロールできない。好きで好きでたまらない。こんなにも素直で真っすぐな感情は初めてだった。
翔は、息つく暇もなく、沙羅のくちびるに熱いキスをする。膝ががくがくして立っていられない沙羅を抱き上げ、車のボンネットに座らせた。
「ヤバイ… キスだけで終わりそうにない…」
キスをしたまま、翔はそんな事を囁いた。
「ダメだよ… こんな神様が見てるような神秘的な場所で…
ていうより、外じゃ絶対にダメ!」
翔はくちびるを付けたまま笑った。
「俺は…
そんな真面目な沙羅が好き」
翔はまだ笑っている。蕩けるようなキスをしながら、子どもみたいな可愛らしい顔をして。



