「翔が好き… それだけじゃダメ?
翔が私と同じ気持ちなら、私は翔に抱かれたい。
たとえ、今夜だけだとしても…」
「今夜だけ?」
翔はその言葉に反応してしまう。今夜だけなんてあり得ない。
二人は横向きで見つめ合っている。翔は沙羅の可愛いくちびるにもう一度優しくキスをする。
「今夜だけなんて、俺が嫌だ…」
翔はいつもの可愛い笑顔で沙羅を見つめた。
もう、それ以上の言葉は要らなかった。お互いを求める気持ちが大き過ぎて、翔は自分の欲望をコントロールできない。でも、それは沙羅も一緒だった。
翔は沙羅の身体中にキスの雨を降らす。でも、キスだけで済むわけがなかった。二人を止める理性なんて、もうここには存在しない。
生まれたままの姿で、二人は魂をぶつけ合った。翔は初めて快感というものを知った。今まで、そう思っていたものは、ただのまやかしだった。



