美魔男の完璧な仕事に心が溺れる



「これは、龍也と会う時に沙羅に付けていてほしいアイテム。
 このイヤホンはほとんど見えないタイプだから、龍也にばれる事は絶対にない。そして、このリングもね」

「これは何のため?」

 沙羅は可愛らしいダイヤモンドのような石がはめ込まれたリングを見ながらそう聞いた。

「これはマイクになってるんだ。これが沙羅と相手の声を拾って俺に届けてくれる。で、沙羅のイヤホンには俺の声が届く」

 指輪に関しては、一見、普通のお洒落なリングにしか見えない。沙羅がそのリングを左手の薬指にはめてみた。ピッタリ過ぎて笑ってしまう。

「もしかしてピッタリ?」

 翔の質問に、沙羅は笑いながら頷いた。

「いや~マジで凄いな。
 俺の同僚なんだけど、こういう才能に溢れてる奴がいるんだ」

「優也さん?」

「違う、違う、優也にはこんな才能これっぽちもないよ」

 沙羅は優也の姿を思い出し楽しそうに笑った。そんな沙羅の笑顔を見て、翔はホッとした顔をしている。