美魔男の完璧な仕事に心が溺れる



 沙羅がリビングでくつろいでいると、翔が自分の部屋から出てくる音がした。沙羅はそれだけでもときめいてしまう。もう本当に末期症状だ。
 翔はグレーのスェットに着替えていた。ダボっとした着こなしスタイルにオフの翔の姿を垣間見る事ができる。翔の全てがカッコよくてたまらない。ルーズな感じの翔もたまらなくセクシーだった。

「龍也から連絡あった?」

 翔は沙羅の隣に座るとそう聞いてきた。三人掛けの皮張りのソファは二人が座るには広すぎて、そのせいなのか、翔は沙羅にピタッとくっ付いてくる。

「うん…」

 沙羅が小さな声でそう言うと、翔は沙羅の顔を覗き込む。

「会う事に変更ないって感じ?」

 沙羅は今度は頷くだけだった。
 翔は背もたれにもたれて両手を伸ばし、大きく息を吐く。そして、もう一度、沙羅の顔を覗き込んだ。

「何て返信がきた?」

「沙羅ちゃんに会いたいって…」

 翔は迷惑そうに鼻で笑って、またソファにもたれかかる。