亜里珠はこれでもかとばかりに顔をしかめた。そんな亜里珠を見た帽子屋は、何か考える素振りをし、ビルに話し掛けた。
「おい、ビル。敵はお前に任せたから海までの道を教えてくれ!」
「それならこのビルが「お前は敵との対戦に集中したいだろ!な、ヒーロー!」
言葉をさえぎられたにも関わらず、ビルは“ヒーロー”という言葉に嬉しそうに振り向いた。
やっと見えたその姿はまんまのトカゲ。赤い全身タイツに同じく赤いマントを羽織っていた。
(ぅわ…。)
声には出さなかったものの、亜里珠はその姿格好にどん引きした。
「わかった!海はこの通路を真っ直ぐ行って右だ!」
ビルは、赤く長い舌をしゅるりと出しながら答えてくれた。
「サンキュー!じゃ、後は頼んだ、ヒーロー☆」
帽子屋は亜里珠に笑い掛け、ピースしてみせた。つられて亜里珠もピースする。
2人が走りだすと戦闘が始まったらしく、「ハリちゃんアターク!」やら「トカゲキーック!」などが聞こえてきた。
「おい、ビル。敵はお前に任せたから海までの道を教えてくれ!」
「それならこのビルが「お前は敵との対戦に集中したいだろ!な、ヒーロー!」
言葉をさえぎられたにも関わらず、ビルは“ヒーロー”という言葉に嬉しそうに振り向いた。
やっと見えたその姿はまんまのトカゲ。赤い全身タイツに同じく赤いマントを羽織っていた。
(ぅわ…。)
声には出さなかったものの、亜里珠はその姿格好にどん引きした。
「わかった!海はこの通路を真っ直ぐ行って右だ!」
ビルは、赤く長い舌をしゅるりと出しながら答えてくれた。
「サンキュー!じゃ、後は頼んだ、ヒーロー☆」
帽子屋は亜里珠に笑い掛け、ピースしてみせた。つられて亜里珠もピースする。
2人が走りだすと戦闘が始まったらしく、「ハリちゃんアターク!」やら「トカゲキーック!」などが聞こえてきた。


