アリス人形

地に降り立つと、目の前には何とも豪華なお屋敷。

「凄い…キラキラしてる。」

アリスは赤い城を思い出した。あの城もかなり立派だったが、目の前にある屋敷はそれに加えてゴージャスさがあった。

「キラキラしてるのは全部ダイヤモンドです!」

カナリヤは両手を広げ、くるくる回った。帽子屋はすっかり疲れてしまっているようだ。フラフラしている。

「では、ワタクシはこれで。」

「ぅえ!?」

のぶとい声にアリスは思わず振り返った。

――バサッ

後ろでは、グリフォンがまさに空に飛び立つ瞬間だった。

「あ…、ありがとーう!」

アリスが大声でお礼を言い、大きく手を振ると、蛇の尻尾がうねうねと左右にゆれるのが見えた。

「さぁ、中に入るよぉ。」