「当たり前です。シロウサギはしゃべるものです。」

今現在、目の前にいるパルスの存在を、13歳の亜里珠はまだ信じられないでいた。

「それに、あなた方は僕を“パルス”と呼びますが、失礼ながら僕の名はシロウサギです。パルスではない。」

(わ、訳分んない!)

亜里珠の頭はパンク寸前だった。