「いいから私の体を!!…って、あれ?」
そう亜里珠が飛び起きたのは、事が終わって数分後のこと。
「おはよ、アリス。」
「識っている。君が5thアリス…だな。」
「…え。」
亜里珠はよろめきながら立ち上がり、芋虫に顔を近付けた。
「ああ。あなたが芋虫ね…?私、」
「識っているよ、アリス。話は少し聞いていたようだね。」
その言葉に、やや帽子屋が戸惑いを見せた。亜里珠が、他のアリス達みたいになってしまうのではないかと恐れているのだろう。
「真実…それは多分、"あの箱"の中。そうでしょ?」
亜里珠自身は、割と冷静だった。ただ真っ直ぐに芋虫を見つめ、返事を待った。
「識ったのか。真実は常に君のすぐそこにある、と。そして、黒ウサギもまた…。」
「…黒ウサギも?」
「どういうことだ?」
「黒ウサギとは所詮、心の闇なのだよ。」
それに対し、2人はある疑問を抱いた。
でも黒ウサギは──…
「黒ウサギはシロウサギの双子のお兄さんだって…。」
先に疑問を口にしたのは、亜里珠の方だった。
芋虫は、白い煙をぶはっと亜里珠に吐き捨てた。
そう亜里珠が飛び起きたのは、事が終わって数分後のこと。
「おはよ、アリス。」
「識っている。君が5thアリス…だな。」
「…え。」
亜里珠はよろめきながら立ち上がり、芋虫に顔を近付けた。
「ああ。あなたが芋虫ね…?私、」
「識っているよ、アリス。話は少し聞いていたようだね。」
その言葉に、やや帽子屋が戸惑いを見せた。亜里珠が、他のアリス達みたいになってしまうのではないかと恐れているのだろう。
「真実…それは多分、"あの箱"の中。そうでしょ?」
亜里珠自身は、割と冷静だった。ただ真っ直ぐに芋虫を見つめ、返事を待った。
「識ったのか。真実は常に君のすぐそこにある、と。そして、黒ウサギもまた…。」
「…黒ウサギも?」
「どういうことだ?」
「黒ウサギとは所詮、心の闇なのだよ。」
それに対し、2人はある疑問を抱いた。
でも黒ウサギは──…
「黒ウサギはシロウサギの双子のお兄さんだって…。」
先に疑問を口にしたのは、亜里珠の方だった。
芋虫は、白い煙をぶはっと亜里珠に吐き捨てた。


