氷の華とチョコレート


 それから、お風呂上がりに、みんなで軽く食事をして、私たちは帰路についた。


「……」


 はしゃぎ倒した二人は、後ろのシートで、ぐっすりと寝てしまっている。途中までは、真間さんに気を使って頑張ってたみたいだけど、さすがに疲れたよね?

 私の心配をしてくれて、そして今日は、ずっとみんなで楽しめるように、盛り上げていてくれた。

 それは、真間さんの方も同じで……。


「……真間さん、疲れてませんか? 少し休憩しながらでも、大丈夫ですよ?」


 私は、用意していた缶コーヒーと、スッキリしそうなガムを差し出して、彼の顔を覗き込んだ。


「あぁ、ありがとう大丈夫だよ? 仕事で慣れてるから」


 す、スゴい……。

 確かに、全然疲れていないみたいな、余裕の笑顔で、今車を運転している。


「さすがですね……」