本当に、ホッとした顔で、水面をパシャパシャとする菜摘。たぶん暁陽も……。二人は、真間さんが大丈夫な人なのか、今日ずっと、見てくれていたんだろうな……。
「ありがとう、菜摘、……暁陽にも伝えて?」
「言っとく、……美羽は、せっかく付き合えた真間さんと長く続くように頑張らないとね」
「……ん」
彼女にそう言ってもらえてよかったと思う反面、私の中にある不安が少しだけよみがえる。
やっぱり私には、もったいないくらいの人なのかな? なんて、思ってしまう。
「どうした? 美羽」
「……う、ん、何でもない」
こういうの菜摘は、たぶん嫌いだし……。
「何でもないって顔、してなかったわよ?」
うっ、やっぱり菜摘だ、私のこういうの、すぐにわかってしまうんだな……。
「菜摘が怒ること、言ってもいい?」
「うん?」
「真間さん、私にはもったいないくらいの人だな、って思ってて……」
「またぁ、美羽は~っ!」
言いながら、菜摘は、私のほっぺたをつねってくる。


