氷の華とチョコレート




「――…と、言う訳なんですが、どうでしょう?」


 次の日の夜、私から、真間さんに電話して、ダブルデートのお誘いをしてみたら……。


『うん、いいよ? 氷室さんの友達でしょ?』


 意外にも、あっさりとOKしてくれて驚いた。さすが営業さんだわ、初対面でも大丈夫だなんて……。そう言う所、尊敬してしまう。


「ありがとうございます、二人とも真間さんに会うの楽しみにしていたので」

『あはは……、緊張するなぁ』


 やっぱり、……初対面はそうよね? 私がしっかり、気を使わなければ……。


「大丈夫ですよ? 二人ともとてもいい人たちなので! きっと真間さんも好きになってもらえると思います」


 二人のことだと、つい力説してしまう。受話器の向こうで真間さんがクスリと笑った。


『うん、じゃあオレも、会うの楽しみにしてる』

「……」


 真間さんは、本当に感じがよくて優しい。


「ありがとう、ございます」


 彼女がいなかったなんて、嘘みたいにモテそうな人だ。だから、時々思ってしまう。

 私でいいのかな? って…―――