氷の華とチョコレート


「∞◎▲◇〒■✕♯~っ!」


 うなずく以外の選択肢、ないのに聞くのはイジワルです……。

 恥ずかしくて、うなずく代わりに彼の胸に顔を埋めた。瑛生さんは、そのままギュッと強く抱きしめて、私の耳元でこう囁いた。


「……オレ今日、誕生日だから、王様ね」


 えっ?


「……お、王様って、何ですか?」


 怖い予感しか、しないんですが……。


「ん~、……ナイショ」

「えっ? 瑛生さ……っ、……ンん?」


 そのまま、彼の唇で言葉ごと塞がれて……、舌先が絡んで、どんどん思考も、とかされて行く……―――










「……え、いき、……さん?」


 その夜の瑛生さんは、まさに王様で……。


「―――…おいで?」

「∞◎▲◇〒■✕♯~……っ」

「……たくさん、覚えようね?」

「!?」


 次の日、王様のおかげで、ランチの時間に間に合わないくらい、私は、朝に起き上がることが出来なかった。





 ss①ピロートーク・トーク Fin

 see you next… → ss② kiss mark