氷の華とチョコレート


 私は、真っ直ぐに彼のチョコレート色の瞳を見つめる。


「瑛生さん、誕生日おめでとうございます」


 見開く、彼の瞳。きょとんとした表情の、頬が少し赤くなった彼の顔が嬉しくて……。


「―――…えっ? ……あぁ、そっか、それでアラーム」

「ふふ……、元旦のお返しです、一度やってみたくて……」

「♯◎▼□∞◆〒@●Σω◆〇~…っ」


 さっきより強く、瑛生さんの胸の中に抱き締められてしまった。


「プ、プレゼント……、んっ、……っ?」


 緩んだ腕の中から顔を上げると、瑛生さんに食べられそうな勢いで唇を塞がれた。


「……」


 どうやら、ピロートークは、また明日の朝になるみたいです。

 彼の唇が、何度も重なって、私の唇を割る。深くて、長くて、……息が苦しいのに、気持ちいい。


「……っ」


 長いKISSに、思考がどんどん、……とけてゆく。


「―――…美羽の好きなヤツ、するよ?」

「……」


 すきな、やつ?


 あっ……。