そんな事、話す同期の人なんて、桑畑さんしか思い浮かばない、けれど……。私は、いったい何を、されてしまったの?
「美羽がそんな事、会社の人に話すなんて、ないよね?」
不思議そうに頭を傾げて言う彼に、泣きそうな顔で私は、大きく頷いた。
相談込みの菜摘にさえ言っていないのに、会社でなんか言うワケありません! けれど、この手の噂を流されるのは、かなり痛いな。
「……だよねぇ」
瑛生さんは、色々考えているような顔をして、また頭をひねる。
「この前の女子会で、実は、同期の営業の子にそう言う話を振られて、困ってしまって、仲の良い同期の子に助けてもらったんですが……―――」
仕方なく、名前を伏せて飲み会であった、ピーロートークの話の顛末を彼に話した。
「……」
「それで、場が微妙になってしまって、早めにお開きになったんです……」
「あぁ、あの電話の時ね」
瑛生さんと付き合いだしてから、嫌な噂とかイジメっぽい事は減ってきていたから、嬉しかったのだけれど……。こう言うのは、すごくダメージが大きいな。


