「一度やってみたかったんだよね」
♯◎▼□∞◆〒@●Σω◆〇……っ!
そう言って、抱き上げたままKISSされるから、心の中で悲鳴を上げてしまった。ど、どこの国の王子さまですか、これじゃあ、まるで私の誕生日みたいです。
「……っ」
そのままKISSをしながら、ベッドに運ばれる。気付いたらベッドの上に座ったまま、瑛生さんの腕の中だった。さっきまでのKISSで、頭がボーッとする。このままギューッてされたら幸せだな……。
「……そう言えば、一つ前の出張催事の時、Nu社だったんだけど、ヘンな話をきいたんだよね」
ふと、思い出したように、瑛生さんが言う。KISSの後だと、頭が回らなくて正直困る、けれど……。
「……どんな、話ですか?」
「よくわからなかったんだけど、……美羽の、同期の子? ん~……、ピロートーク? ……なのかな?」
えっ? KISSの余韻も吹っ飛ぶような、その言葉に、一気に頭がクリアになって、瑛生さんを見つめてしまった。
「―――…な、な、何ですか? それは」


