氷の華とチョコレート


「!?」


 私たち、一緒に夜を過ごすようになって四ヶ月くらい経つのに、こう言う所は、まだぎこちない気がする。

 けれど、当たり前にしないで、聞いてくれる彼のそう言う所が嬉しくて……。


「……もちろん、……です」


 私に合わせてくれているからだろうけど……。まだ、恥ずかしくてギクシャクしてしまう。

 恥ずかしくてうつ向いていると、瑛生さんの大きな手が、私の頬を包んで彼の唇が重なる。朝まで一緒にいられることを嬉しく思って、鼓動が速まっていくのを感じる。深くなる口づけ、さっきまで飲んでいたカモミールティーの味がした。


「……シャワーどうする?」

「着替える前に、一応……」

「ん……、オレも」


 耳元で、瑛生さんの少しかすれた低い声がして


「……!?」


 ひょいっ、と、軽々抱き上げられてしまった。あわてて彼の肩にしがみつく。


「えっ、……瑛生、さん?」


 さすがに、初めてのお姫様抱っこは、恥ずかし過ぎて……。し、心拍数が数倍に跳ね上がってしまう。