氷の華とチョコレート


「……あの、私、予約自分で出来ますよ?」


 人に聞いて、探り探りですが……。一応、頑張ると決めたので。


『オレのマイル貯まったの使うし、ホテルも同じか近くのとるから、オレがとった方が早いでしょ?』


 マイル、同じホテル……。うっ、確かに……。


「……はい、それではお願いします、お金は、ちゃんと出すので言ってください」

『飛行機はマイルだし、ホテルは上司から聴いた裏技を試してみたいからオレが出します』

「……でも、それじゃあ」


 せっかく、頑張ると決めたのに甘えてしまっているのでは?


『休みとって、会いに来てくれるだけでも、嬉しいから……』


 瑛生さんの声が、あまりにもホッとしたような、嬉しそうな声だったから、それ以上言えなくなってしまった。


「……っ、わかりました」

『次のデートの時、色々話そう? 札幌、美羽となら行きたい場所けっこうあるから』

「……はい」


 提案してよかったな、思いがけず瑛生さんと旅行気分の札幌デートになってくれた。暁陽に感謝だ。明日朝一で、半休の申請出さなくちゃ。