「か、帰って来るんですか?」
会ってくれるのは嬉しい、プレゼントも渡せる、けれど……。少ししか会えないって、……クリスマス後に会ってくれた、あの時の本当に少し、みたいななのに?
「う、うん? 一応死守したお休みだし、……誕生日くらい彼女といたいし……、ダメだった?」
いえ、そう言う問題じゃ……。
寂しそうに言う瑛生さんの声に、申し訳ない気持ちと言うか……、もう、泣きそうになってしまった。
どうしよう、……どうすれば?
せっかくの誕生日に、数時間合うためだけにトンボ帰りだなんて……。
『お前も、真間さんばっかりに頼ってないで会う努力するんだぞ?』
不意に、頭の中にクリスマスの時に言われた、暁陽の言葉が浮かんでくる。そうだ、私が出来る事、考えなくちゃ。
「……っ」
私は、あわててスケジュールを開いて、瑛生さんの誕生日の前の日が大丈夫か確認する。


