氷の華とチョコレート


 やっぱり荒谷さんに聞いて良かった、これでプレゼントの目途がついた。


『ありがとうございます、参考にしますね』


 お礼のコメントを入れて、私はスマホをテーブルに置く。さっき入れたお茶を、一口飲んでホッとする。

 どんなのが瑛生さんに合うか、探すのも楽しみになってきた。次のお休みの日にでも、都心の大きめの文房具店に見に行ってこようかな?

 不意に、着信音が鳴る。画面を見ると、瑛生さんさんで……。今日は、確か、大阪っだったはず。


「はい」

『……あれ? 出るの早いね? 今日飲み会じゃなかったけ?』

「ちょっとわけがあって、早く切り上げたんです」


 とても内容は、……色々と恥ずかしくて、話せませんが。


『じゃあ、もう家?』

「はい、ちょうどお茶を入れて一息ついた所でした」

『そっか……、じゃあちょっと話せる?』

「はい?」


 少し、低めのトーンの瑛生さんの声に、不安になって返事をしてしまった。