氷の華とチョコレート


 るりに、バーで散々からかわれて、23時少し前に家に着く。

 部屋でお茶を入れて、落ち着いたタイミングで、ポコッと、スマホにメッセージが届いた。


「……荒谷さん、だ」


 瑛生さんの誕生日プレゼント、そう言えば、悩んでたから色んな人に、聞いてしまっていたんだっけ……。

 見ると……。


『エーキに聴けば?』

「……」


 ニベもない。

 無駄なく簡潔。とても荒谷さんらしいけれど、長い付き合いのお友達的なヤツが欲しかったんですけど?

 この際、オレの方がエーキのコト知ってるぜ、マウンド取るくらいのを、お願いしたいんですが……。


「はぁ~」


 仕方ない、るりに聞いた、タイバーとカフスのセットにしようかしら……。ため息をついていると、ポコポコと連続でメッセージが届き始める。


『オレに聴くなんて……』

『悩みすぎ』


 う、ん?

 なんだろう? 追加のダメ出し?