氷の華とチョコレート


「……っ」


 今日私、一生分のラッキーを使ってないだろうか? 明日、突然死なないよね? と、思ってしまうくらい、真間さんに幸せをもらってしまった。

 もらってばかりで、お返しが出来ていないのが気がかりですが、彼が、私のために用意してくれたプレゼント、きっと、喜んで欲しい気持ちは、誰しも一緒。

 だから…―――


「真間さん、素敵なプレゼントをありがとうございます」


 精一杯の笑顔で、感謝を伝える。ホッとした真間さんが、いつものように、ふんわりと笑ってくれた。


「……うん、後で着けて見せて? 今日の服に似合いそう」

「……はい」


 お参りの順番が近くなったので、あわててネックレスの箱をしまい、お賽銭の準備をする。

 今年は、何をお祈りしよう……。昨年は、部署を移動できますように! って、必死に祈った記憶がある。昨年は、初夏の時期に真間さんに会えて、ガラッと日常が変わった。部署移動希望なんて吹っ飛んでしまほど、色んなことがあったし楽しかった。栗栖さんの事もあったけれど、独りじゃないと言う安心感をもらえた。