氷の華とチョコレート


 ケースの中には、ブレスレットと同じデザインのネックレスが入っていた。


「急だったから、ブレスレット頼んでた、ジュエリー作家さんにお願いして、おそろいで作ってもらったんだ、一応全部誕生石のガーネットだって言ってたよ?」


 えぇっ!?

 背中がひんやりとして、つい背筋が伸びてしまう。

 これ全部ガーネットって、……確か、この真ん中のローズレッドとオレンジと黄緑色のは、とても高いのではないのでしょうか? それに、ジュエリー作家さんって……。け、桁大丈夫ですか?


「……」

「あぁ……、大丈夫だよ? 上司の知り合いだから、ほぼ市場の何割か、お知り合い価格にしてもらえたし、それに、オレ忙しくて……、社会人になってから彼女もいなかったから、……少しくらい頑張らせて下さい」


 あんまり私が、ペンダントを見て固まってしまったので、真間さんは、あわてて説明してくれて……。途中から、照れてうつ向く彼の仕草に、胸がキュウッとなってしまった。