氷の華とチョコレート


「えっ? あっ……、菜摘から?」


 言っていなかった誕生日を、彼が知っていたことに驚いて。真間さんの、少し照れた笑顔を見つめてしまう。

 やだな、どうしよう……、年が明けたばかりなのに、泣いてしまいそうだ。


「うん、クリスマス前に聴いて、慌てて用意したよ」


 えっ?

 コートの内ポケットから、細長い箱を取り出し、私の目の前に差し出してくれた。


「……あ、ありがとうございます」


 クリスマスプレゼント、もらったばかりなのに……。

 凄く嬉しい気持ちと、たて続け で申し訳ない気持ちが入り交じる。


「……開けて見ても、大丈夫でしょうか?」


 外で、並んだままだったけれど、参拝の列を見ると、まだ少しかかりそうだった。


「うん、見てみて?」


 お言葉に甘えて、ラッピングを綺麗に外して、ケースを開ける。


「……!?」


 えっ? これって……。


「……ま、真間さん」