氷の華とチョコレート


 恥ずかしくなって、頬を押さえてうつ向いていると、真間さんの指がツンッと、私の左手首に触れる。顔を上げると、眩しそうに細めて笑う、真間さんのアーモンドチョコレート色の瞳。


「氷室さんも、すごく良く似合ってる」

「……あ、りがとう、ございます」


 お守り代わりに身に着けるもの、としてお互いプレゼントしたのが、偶然にもブレスレットだった。

 真間さんが私にくれたブレスレットは、ピンクゴールドのチェーンに、お花のデザインにカットされた貴石を中心に、葉っぱや小さなお花だとわかる色とりどりのカットされた貴石がビーズのように通して固定されている、華奢で可愛いデザインだった。エンドに誕生石がついていたので本当にお守りになってくれそう。

 こんな、女の子らしいデザインは似合わないと思っていたので、真間さんにそう言われて照れてしまう。

 とても華奢だから、壊さないか気になってしまうが、お守りだから毎日着けていたいし、それを見て口元が緩んでしまう自分がいる。


「……大切に、しますね」