大晦日…―――
何だかんだ、真間さんは年始の会議の準備があるとかで、出張から帰って来た会社の大掃除の日から丸二日、上司さまの指示で会社に缶詰にされたそうで……。
家の片付けや年始の準備等を夕方までに済まさなければならなくなり、一緒に行く初詣は、夕食がてら外で待ち合わせて、年が明けてから私の家に来ることになった。
私の方も、料理の支度やらでバタバタしていたので、少し遅い夕食時の待ち合わせで助かってしまった。
「ごめんね、結局三が日くらいしか、まともにお休みがなくて……」
「年始の会議で新しい企画の発表と言ってましたが、真間さんがするんですか?」
「企画部と合同なんだけど……、担当の平井さんがインフルで倒れたから代打でね、ホント会議のヤツは何か奢ってもらわなきゃ割に合わないよ、せっかくのお休みが二日も跳んだし」
ふふ……、少し憮然とした真間さんの表情も久しぶりだ。それにしても、最初の数か月は、本当に上司さまの優しさで、彼に会えていたんだな、と実感する。
「平井さんは、まだ具合悪いんですか?」


