氷の華とチョコレート


「……っ!? ……ま、真間さん?」


 急いで真間さんの所へ戻ろうとしたけれど、ドアの目の前に来ていた彼のスーツにぶつかってしまい、そのままギュウッと抱きしめられていた。


「うん、……もうそろそろタイムアウトだから、先に充電しておきたくて……」


 そう言って、更にギュウッとされるから、一気に体温が上がってしまう。栗栖さんとの事があったから、ひ、久しぶり過ぎて……。

 もう、ゆで上がりそうです。


「……あ、あの、真間さん、コレ」


 腕がゆるんでくれたので、顔が熱いまま、何とか持ってきたクリスマスプレゼントを彼の前に出す。


「うん、ありがとう」


 プレゼントを受け取ってくれた彼が、まぶしそうに、チョコレート色の瞳を細めて私を見下ろして笑う。

 その笑顔が、とても可愛らしく見えてしまって、私もふんわりと笑顔になる。


「……夜に電話するから、プレゼントの感想教えて?」

「はい」

「……あと」


 少し迷ったような顔で、真間さんは、私を見る。


「初詣の神社って、あてがあるのかな? オレ、この辺の神社とかは知らなくて……」